iOS9搭載のアドブロック(広告ブロック)の影響について まとめ アドセンスは影響をうけるのか?

iOS9が発表され、その中にアドブロック(広告ブロック)という機能が標準搭載されることで話題を呼んでいます。
私達、アドセンサー アフィリエイターに影響がどれぐらいあるのか、私なりにまとめます。
おそらくは影響を多少なりともうけますが、最終的には収入UPにはなるとおもわれます。

*こちらの記事も あわせてどうぞ
 【泥沼】グーグルがiOS 9の広告ブロックを無効にする方法を公開
https://www.mcgrathmusic.com/archives/1140

iOS9のアドブロックってなんだ?

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文字の通り、広告ブロック機能です。

私達のウェブサイトに貼ってある、Googleのアドセンスも広告ですので、アドブロック搭載ブラウザーでみると、広告が表示されません。

 

結果、アドブロック搭載ブラウザーで見るユーザーが増えると、私達の収入は減ってしまいます。

 

アップル(Apple)は何故アドブロックを搭載したのか

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色々な憶測が飛んでいますが、

 

・Appleが Googleの収入源をつぶしにかかった

 

というのが、どうやら、正解のようです。

 

Appleの収入源は、iPhoneなどの端末代が7割程、残りは、アップルストアの音楽やソフトの売上となっています。

片やGoogleの収益は Googleが配信するアドセンス広告収入が9割近くを占めています。

つまり、iPhoneでウェブサイトを見る人が増えれば増えるほど、Googleの収益は落ちていきます。

 

 

アドセンスの収益に影響はどれぐらいあるのか

ios-9-adblocking
Androidの世界シェアからから考えれば微々たるものですが、日本市場だけは特殊でかなりの影響を受けそうです。
アスキーに、Androidの世界シェアが載っていましたが、
http://ascii.jp/elem/000/000/924/924236/

OS別のシェアは、Androidが84.7%と2位以下を大きく引き離して独占している。2位のiOSは11.7%、3位はWindows Phoneで2.5%。4位のBlackberry(シェア0.5%)以下は1%にも達していない。

ということで、Androidの圧勝ですが、日本市場だけは特殊で、
なんと、モバイル機器の40%がiOSです。

Android Switchers Drive iOS Growth in Europe’s Big Five – Global site – Kantar Worldpanel
http://www.kantarworldpanel.com/global/News/Android-Switchers-Drive-iOS-Growth-in-Europes-Big-Five-Countries
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実際の影響を推測する

ios9

これは、webサイトの属性によって変わってきます。

ほとんどがスマホだけからのアクセスのサイトと
ほとんどがPCだけからのアクセスのサイト
同じぐらい、半々のサイト

と、扱うジャンルによって、アクセスするユーザーの端末の傾向が違います。
よって、どれぐらい影響をうけるのかというのは、一概に申し上げにくい状態です。

 

例えば私のもっている、にきびケアのサイトは70%がスマホからのアクセスです。

 

この70%のアクセスのうち 内訳が 60%がAndroid 40%がiPhoneであれば
アクセス100UUに対して、28UUがiPhoneとなります。

 

つまり単純に計算して 28%の端末には広告が出ません。

 

これに、広告がPCかモバイルがどちらからクリックの割合が多いのかを加味して計算すれば、

おおよそ 20%前後のクリックに影響が出ると私のサイトは試算しました。

スマホのアクセスが70%程度のサイトは、私の場合は、20%程度、収益が落ち込むという結果と思われます。

 

 

対策はあるのか?アンチアドブロックをするのか?

 

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もともと、アドブロックというものを入れているのは、一部のごくマニアだけでしたが、
OSに標準搭載されると、かなりのインパクトを伴います。
サイトの収益を、広告に頼っているサイトは、収益が落ちるのでなんらかしらの対策を取ると思われます。

 

具体的には、広告を表示しないとサイトが表示されないなどの仕組みです。

 

もう一つ、懸念があるのは、

いままで無料で提供されていたサービスが次々とやめていく方向になるということです

 

 

広告の収入があるからこそ、サービスを無償で提供できてたのですから、収入がなくなれば、サービスは提供できません。

 

 

つまり、

 

広告を表示しないようなユーザーは無償サービスの最低限のマナーも守れないので利用させない

 

というのが正しい結論だとおもわれます。

 

今のところ経過を見守る必要はありますが、これでユーザーは今まで無償で利用できたのは広告を表示していたからというのが理解できるきっかけになれば、良いかと思います。

 

世の中はギブアンドテイクです。
すべて無償などはありえません。

 

Appleの決断が、今のインターネットに広がるビジネスモデルを揺さぶることは間違いありません。

 

 

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